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北海道 厚沢部町

厚沢部町の取組み

住宅

市営、町営等の公的賃貸住宅や公的団地で、“子育てにやさしい住まいと環境”認定を受けたものがあり、外部の子育てファミリーに向かって入居・購入可能性が開かれている(または同等以上の子育て配慮の住宅が存在する)。また、家賃等も世間相場に比べ、優遇策が提供される。
町内公営住宅は320戸あり、その内給湯設備(ボイラー)が備え付けられている世帯用住宅は2LDKが34戸、3LDKが36戸あり、全て平屋建てとなっています。また、3LDKの世帯用の特定公共・地域優良賃貸住宅(子育て世帯向け)は16戸あります。
また、厚沢部町への移住を検討したい方や短期の生活体験を希望される方に向けた「移住体験住宅」が6戸あり、1週間からの利用が可能です。電化製品や家具等も一式備わっており、すぐにでも生活体験が可能であり、Wi-Fiも完備しておりテレワークも可能です。
令和4年度からは、就学前のお子様が認定こども園に通園しながら、生活体験やテレワークを可能とする「保育園留学」を制度化しており、年間150組が利用されました。
現在、民間会社が「保育園留学の寮」を建設中であり、令和6年度から利用が可能となります。
一定の賃貸入居期間終了後も、定住に向けた分譲住宅のあっせんや、金利優遇等、一連の流れを感じられる施策がある。
町では分譲住宅地を販売中であり、最低面積が109坪と広く、下水道や光ファイバーが完備されている良好な環境を提供しています。国道沿いに位置し、町の中心部から約2㎞、小児科等の専門科がある北海道立江差病院やその周辺の大型スーパーやホームセンターも車で10分以内と利便性も良い環境です。
また、定住に向け住宅を新築又は購入する方に対して助成制度を設けています。住宅の取得に対して50万円、町内の建設業者利用で50万円加算、さらに子育て世代はこども1人の世帯は30万円、こども2人以上で50万円(いずれも中学生までが対象)であり、子育て世帯は最高150万円の助成です。

教育

子どもが通える、保育所、幼稚園、小学校、中学校が近くにある。高校は他の自治体にあっても、当該住宅団地から通える範囲であれば可とする。また、働くママを応援する延長保育や、学童等が利用できる。
町内には、町立認定こども園1箇所、町立小学校3校、町立中学校1校があり、高校は近隣に道立江差高等学校があります。高校は、町の中心地から路線バス又は車を利用した場合は10分程度で通学が可能で、バス定期券の8割を助成しています。
平成31年度に開設した認定こども園は、園庭も自然豊かな築山や芝生を活かしのびのびと過ごせる環境となっており、「子どもを通わせたい認定こども園」の全国第1号として認定されています。
また、子育て支援を目的として、病後児保育(体調不良型)や一時預かり保育も実施しています。特に1週間から3週間程度の短期滞在に一時預かり保育を利用する保育園留学での利用が急増しています。
また、多文化・外国語ネイティブ人材「DIVERSITY INSTRUCTOR (ダイバーシティ・インストラクター)」を配置し、子どもと地域にとって多様性が日常にある環境を提供しています。
各小学校では空き教室を利用した学童保育所を開設し、働く親御さんの支援を行っております。
高度な教育(英会話等)や専門性を深める教育を受ける機会があり何らかの助成制度がある。
町の将来を担う人材を育成するため、ふるさと創生事業として、国際交流、伝統技能伝承講座、文化講演会等を実施しています。
特徴的な取組としては、中学生の国内派遣研修があります。平成29年度は中学生の希望者による沖縄研修、平成30年度からは修学旅行として同事業を位置づけ、平成30年度~令和元年度が沖縄修学旅行、令和2年度~3年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、東北地方修学旅行を実施しました、令和4年度からは地元の農産物の流通について実感したり、平和教育について深く学んだりすることを主眼として、九州地方を縦断する修学旅行を実施しています。
国際交流としては、ALT(英語指導助手)をこども園・小学校・中学校に派遣し、幼少期からから英語に親しむことを通して、国際理解と学力向上に取り組んでいます。
スポーツ関連事業としては、プロスポーツ選手との交流事業、水泳教室、スキー教室実施のほか、各種スポーツ少年団の活動費や、全道・全国大会などの出場に対し助成金を支給しています。
また、高校や大学への進学機会を保障するための奨学金の無利子貸与(所得制限あり)を実施しています。
さらに、町では平成30年度に「公営塾」を開設し、函館方面へ1時間程度かけて子どもを塾に通わせていた保護者の時間的・経済的負担の軽減を図りつつ、町内の中学・高校生を対象に子どもの学力向上と人材育成を図っています。

医療

救急医療体制が整備されている、車で30分以内に夜間救急診療に応じられる総合病院があり利用できる。
厚沢部町には国民健康保険病院がありますが、救急医療体制は、厚沢部町を含めた近隣4町の医療機関により輪番制で実施しています。夜間救急診療については、初期救急医療として町国民健康保険病院が対応しているほか、救急時における道南ドクターヘリを運行しており、迅速に函館市内の病院へ搬送可能な体制となっています。
また、令和4年度から「キッズドクター」(オンライン診療)の運用を開始しており、夜間等の受診に対し処方箋を発行し、翌日には町内の薬局で処方を受けるサービスを導入しています。
他の市町村と比較して平均以上の医療費補助が受けられる。
医療費助成制度として、町内在住の高校生以下の入院・通院にかかる医療費の保険診療分を全額助成しています。乳幼児の予防接種に関しては、医師会と契約を結び複数の病院で接種可能としています。定期予防接種以外に任意のおたふくかぜワクチンも1回分を全額助成、インフルエンザワクチンは中学生まで無料で接種できます。
また、厚沢部町では出生率2.1以上を目指し、出産を手厚く応援するため、町独自で妊産婦の健診費用(交通費含む)と不妊治療費を助成しています。

仕事

パパやママが在宅勤務できる通信環境が整備されている。現住所での仕事をSOHO的にもってこられる。逆に新規就労支援、新規就農支援など、保護者の仕事面での自立や再スタートを応援する支援策がある。
通信環境は町内全域に光回線が整備されており、在宅勤務が可能なことから、テレワークによる短期滞在者とリピーターが急増中です。
主な産業は農業であり、新規就農を目指す方は新規就農奨励金など各種支援制度があります。
また、町では地域おこし協力隊を積極的に任用し、扶養手当・住宅手当を加算するほか活動用車両を貸与し、赴任しやすい環境を整備しています。

コミュニティ

妊娠、出産、乳幼児期に役立つ、地域性にも配慮した子育て支援情報が、豊富である。
【妊娠期】
母子手帳交付時と妊娠中期以降の2回、面談を実施、妊娠初期にはなかった妊娠中の悩みや出産に向けての準備等の相談を妊娠中期以降の面談で対応します。
その他、妊娠経過で気になる妊婦さんや、希望がある妊婦さんには訪問対応を実施しています。
また、妊産婦が自由に集まり、出産に関すること、便利な育児グッズや困ったときの対応など情報交換ができる場として、子育て広場「ぽてっこ」を認定こども園子育て支援ルームにて実施しています。
【乳幼児期】
年間の母子健康事業スケジュールを出生届時から就学前まで定期的に配布し、その他の健診・予防接種については町ホームページに記載し周知しています。その他対象児ごとに個別に通知を実施しています。
発達で気になるお子さんやお母さんが、どのように関わったらよいかわからないというケースについては、年に4回児童相談所の児童福祉司や心理学による巡回相談につなぎ、相談を実施しています。
【学童期】
町内小学校児童を対象に地域魅力化コーディネーターによる地域魅力化プロジェクト「あそび基地」を実施しています。このプロジェクトは、あっさぶの人・食・ものにふれ、地域の魅力を感じ、人づくりを通じた町づくりを行うことを目的としています。
地域住民、地域コミュニティと優しくつながって、溶け込んでいくための支援組織やリーダー、担当者が組織化されている。
認定こども園において子育て支援事業として「すいまるサンデー」を実施。お母さんはお家でちょっとゆっくりと、お父さんとお子さんで参加するイベントとなっており、親子でゲームや製作、クッキングを楽しんでいます。
また、町内の川で鮎釣り大会、川の生き物観察会を行い、昨年はカヌー体験も行いました。夏には「ふるさと夏まつり」を実施し、あっさぶメークインを使用したジャンボコロッケづくりが目玉イベントとなっており、ジャンボコロッケは昨年ギネス世界記録も達成いたしました。
観光施設や農林水産物の直売所で、日常的に外部との交流が行われている。
国道沿いの「道の駅あっさぶ」の農産物直売所では、発祥の地として有名なメークインをはじめとした新鮮な農産物を販売しています。併設の親水公園や近隣のレクの森(教育観察林)は水や木に親しみながら子供たちが集えるスポットとなっています。
また、町の保健センターには木のプールを設置し、林業の町厚沢部町ならではの特色により、子供達に木の温もりや親しみを与えています。

厚沢部町は、特産のジャガイモ「メークイン」の畑が広がる、緑豊かな自然に恵まれた町です。子育て世代の育児・保育支援の充実のため、平成31年4月から認定こども園が開園予定です。また、子供たちの将来の選択肢を広げる学びの場として、
公営塾の開設を今年度予定しています。

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